ホールICL体験記09 手術日(2014年12月27日)
手術日(2014年12月27日)
ついに手術当日となりました。今日も朝食後にアベロックス錠を服用。ベガモックス点眼も継続します。午後からの手術なので、朝と昼の2回点眼してから手術に臨みます。8:00 ベガモックスを点眼。
12:00 ベガモックスを点眼。
13時前に自宅を出発、電車を乗り継いで、14:15頃、クリニックに到着。受付をすませて待っていると、14:30頃、スタッフから声をかけられ、術前の点眼について説明を受けます。使用する点眼は2種類で、ふたが白のボトルと緑のボトルに入っています。
白ボトル:ネオシネジン(散瞳薬)+サンドールP(ミドリンPのジェネリック、散瞳薬)
緑ボトル:PA・ヨード点眼・洗眼液(消毒)
この2つのボトルを5分おきに交互に点眼していき、白ボトルは4回、緑ボトルは3回点眼します。さらに白ボトルは手術までの間、10分おきに点眼するようにとの指示です。誰かが点眼してくれるわけではなく、自分で時間を見ながら点眼していかなければなりません。いちおう、タイマーを貸し出してくれますが、私は自分の時計があるので、5分刻みのスケジュールを立てて順番に点眼していきました。
14:35 白ボトルを点眼
14:40 緑ボトルを点眼
14:45 白ボトルを点眼
14:50 緑ボトルを点眼
14:55 白ボトルを点眼
15:00 緑ボトルを点眼
これで消毒の緑ボトルは終了したので、残液は返却します。また、このタイトな点眼スケジュールをこなしながら、代金残額の支払いを済ませ、さらに、術後の点眼薬について説明を受けました。使用するのは術前も使用していたベガモックス点眼と、副腎皮質ステロイドのD・E・X点眼(サンテゾーンのジェネリック)、NSAID(非ステロイド抗炎症薬)のジクロフェナック点眼(ジクロードのジェネリック)の3種類です。この3種類を今日は手術直後から寝るまで1時間おきに、明日以降は朝・昼・夕・夜の1日4回、点眼しなければなりません。
15:05に白ボトルを点眼の予定でしたが、ここで検査室のほうから呼ばれたので、そちらに行きます。呼ばれた理由は左眼の眼球に印をつけるためです。今回、左眼は乱視用レンズを使用するのですが、乱視用レンズは決められた角度どおりに固定しないと乱視矯正ができないので、そのための印のようです。ペンのようなもので眼球に印をつけられ、さらに機械で写真に撮られます。
無事、印をつけ終わって帰ってくると、15:10になっていました。5分遅れてしまいましたが、すぐに白ボトルを点眼。さらに10分たったので、白ボトルを点眼。それから間もなくして手術室の方から呼ばれたので、そちらへ移動。白ボトルを返却し、局所麻酔薬を点眼され、手術用のガウンと帽子をつけられ、手指をアルコール消毒されて、手術室の外で順番を待ちます。どのくらい待ったのか、緊張でよく覚えてないですが、おそらく15時半すぎくらいに手術の中へ入ったと思います。そして手術台に寝かされ、すぐさま手術開始。眼の部分だけ穴があいた布を顔にかぶせられ、右眼から手術開始。開眼状態を固定する器具をつけられ、局所麻酔やら消毒薬やらをバサバサとかけられ、あとはもう何をどうしているのかさっぱりわからないままどんどん手術が進み、あっという間に終わってしまいました。覚えているのは、とにかくすごい力で眼球を圧迫されているという感覚だけです。続いて左眼の手術に移りますが、やはり痛いほどの圧迫感に戸惑っているうちに終了してしまいました。
終了後の視界は確かにコンタクトレンズをつけているときのようにクリアですが、どうも左眼のほうが一部靄がかかっているような感じがあります。ともかくもガウンと帽子を脱ぎ、真っ暗な術後休憩室に案内され、すぐに術後の点眼薬3種類を5分間隔で使用してから、休憩に入ります。3種類の点眼をし終えたところで、私の腕時計の1時間ごとのアラームが「ピッ」と鳴ったので、この時がちょうど16時だったのだと思います。そのあと30分くらい休んだところで、休憩室のドアが開き、名前を呼ばれ、術後の検査に案内されました。30分休んでみると、気になっていた左眼の靄もほとんどなくなっていました。視力検査の結果は右が1.2、左が1.0、眼圧も異常なし、ということで、今日のところはこれで終了となり、クリニックをあとにしました。
外へ出てみると、今度は右眼のほうが変な感じです。やたらと変な光が視界に入りこんで邪魔しているような感じがする。いやだなあ、と思っているうちに駅に到着。時刻も17時近くになり、前回の点眼から1時間たつので、3種類の点眼を開始。2種類点眼したところで電車に乗り込み、電車内で3種類目のジクロフェナック点眼をすませました。電車の中でも右眼の不具合が気になり、右眼だけでいろいろな物を見てみると、どうも光っているものが二重三重に見えたりする。これっていわゆる「ハロー・グレア」じゃないんだろうか。ICLはレ―シックよりハロー・グレアが出にくいはずなのに・・・と少し落ち込みつつ、電車を乗り継ぎ、自宅へ到着。ちょうど18時過ぎになっていたので、1時間ごとの点眼をすませ、何気なく鏡を見てみると、見え方に問題のない左眼のほうが充血がひどい。真っ赤になっている。まあ、これは時間とともに消えていくでしょう。これに対して右眼のほうは全く充血がなく、きれいな白目ですが、瞳孔が開きっぱなしです。なるほど、これだけ瞳孔が開いていればハロー・グレアも起こるだろうというほどの開きっぷりです。ハロー・グレアの原因がわかったのは一安心ですが、不思議なのは、左眼のほうはむしろ縮瞳しているのに、どうして右眼だけこんなに散瞳しているのか、ということです。なんとなく不安になったので、「問題があればこちらの番号に」といわれたフリーダイヤルに電話して聞いてみたところ、「右眼だけ散瞳薬の効果が切れずに散瞳したままになっているのでしょう。左右で差が出るのはよくあることなので、そのうち右眼も薬の効果が切れて散瞳もおさまるでしょう」との回答でした。うーん、そう言われてしまうと、その言葉を信じて待つしかありません。明日の朝、目が覚めたら散瞳がおさまってハロー・グレアも解消していることを祈ります。
今日は入浴・洗顔・洗髪はできませんので、お湯に濡らしたタオルで顔と体を拭いて早めに就寝することにします。どうも仕事より疲れたような気がします。
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