新型コロナワクチン3回目接種 

先日、新型コロナワクチンの3回目接種を終えました。1回目・2回目と同じファイザーのコミナティです。



1回目・2回目との最大の違いは、接種当日の朝に30km走をしている点です(「ランニング記録2022-01-22 <ワクチン前の2.5時間LED>」)。また、1回目・2回目は水曜日に接種を受けたので翌日は仕事でしたが、今回は土曜に接種したので、翌日は日曜日で1日休むことができます。


1回目接種後は特に副反応らしいものはありませんでしたが、2回目の後には人並みの副反応を体験することになり、経過を記事にまとめてあります(「新型コロナワクチン副反応経過のまとめ」)。幸か不幸か、3回目も2回目以上に副反応を経験したので、今回も副反応の経過をまとめておきたいと思います。


接種当日

2回目と同様、接種直後は特に変化はありませんでしたが、夜になって上腕と腋窩リンパ節の痛みが出てきました。特に腋窩リンパ節の痛みは2回目の比ではないほど強く出ました。ただし、この時点では発熱や倦怠感はありませんでした。


接種翌日

左腕の痛みのせいで夜中に寝返りのたびに目が覚めるのは2回目と同じ、翌朝起床時に倦怠感に襲われたのも全く同じです。胃部不快感があるものの、食欲はあって食事は問題なく摂れる点も2回目と同じです。朝食後に熱を測ってみると案の定37.4℃に上がっていました。


弱い頭痛と眠気があるのも2回目と同じですが、腋窩リンパ節の痛みがきつすぎるため意識はそちらに向かいます。熱も確認したのでここでカロナール500mgを投入しました。


昼頃になると、腋窩リンパ節の痛みは少しずつましになってきましたが、倦怠感と悪寒、胃部不快感、体の中がヒリヒリする感覚はその後もさらにきつくなっていきました。ただ、熱は少し下がっていました。


昼食を食べてからカロナール500mgを再度投入。そのおかげなのか、倦怠感は少しましになったように感じましたが、午後は徐々に頭痛がきつくなってきた上に、頻繁に胃酸の逆流による胸痛が起きて苦しみました。2回目接種の際には胃部不快感はありましたが胃酸の逆流はなかったので、想定外の副反応でした。


夕方に熱を測ると、再び上昇していました。


体温に関してはバイオリズムの影響もあるのでしょうが、それ以外の症状についても、昼過ぎにいったんおさまりかけていた倦怠感がぶり返し、腋窩リンパ節の痛みや悪寒も再びきつくなっていました。全般的に副反応が収まる気配が全くありません。


とりあえず、夕食後、みたびカロナール500mgを投入。夕方以降は胃酸の逆流はおさまりましたが、倦怠感、頭痛、悪寒、腋窩リンパ節の痛みはその後も続きました。夜にもう一度体温を測りましたが、まだ熱は下がっていませんでした。


接種翌々日

ワクチン接種から2回目の睡眠になりましたが、やはり腕と腋窩リンパ節の痛みで何度も目が覚めました。翌朝目が覚めると、倦怠感と悪寒は改善していましたが、頭痛は続いており、さらに、なぜか下唇が腫れてアナゴさんのようになっていました。


カロナールでは頭痛がよくならないので、朝食後にロキソプロフェンを服用。体温を測るとまだ熱は下がっていませんでした。2回目接種のときより副反応が長く続いていますが、月曜になったので仕事に行かなければいけません。


幸い、出勤するころには、ロキソプロフェンが効いてきて頭痛は楽になり、下唇の腫れもましになっていました。おかげで、軽い倦怠感と悪寒は感じながらも、夜まで無事に仕事をこなすことができました。朝に服用したロキソプロフェンの効果は当然すでに切れていますが、昼過ぎにカロナールを服用したこともあって何とか夜まで頭痛の悪化を防げたのではないかと思います。また、腕と腋窩リンパ節の痛みは午後以降、徐々におさまっていきました。


ただ、仕事を終えて帰宅する頃から、頭痛がぶり返してきたので、帰宅後、体温を測ってみましたが、熱は上がっていませんでした。


接種翌々々日

接種後3回目の夜は、腕の痛みで目が覚めることはなくなりましたが、翌朝起床時もまだ頭痛は続いていました。体温を測ると、やはりもう熱はありません。


朝食後、カロナールかロキソプロフェンか迷った末、カロナールを服用。効いてくれることを願いつつ出勤するものの、午前中ずっと鈍い頭痛が続いたため、お昼に今度はロキソプロフェンを服用。これが効いたようで午後には楽になりました。


火曜日は通常、仕事の後ランニングをする日ですが、頭痛がおさまったとはいえ、さすがに今日は走れる状況ではないと判断し、おとなしく副反応の経過を見ることにしました。おかげで、ロキソプロフェンの効果が切れたあとも頭痛のぶり返しはなく、腋窩リンパ節に残る違和感を除いて副反応はすべて消失しました。



2回目副反応との違い

2回目と3回目の副反応を比べてみると、総じて3回目のほうがきつく、また長引きました。2回目と比較して、特に強く出たのは腋窩リンパ節の痛み、特に長引いたのは頭痛でした。終わり方も、2回目はある時を境に一気に副反応がおさまって楽になるという形でしたが、3回目の場合はそのようなはっきりした終わりの瞬間を感じることはなく、だらだらと続いていき、だんだんとおさまっていきました。また、因果関係ははっきりしませんが、2回目にはなかった胃酸の逆流や下唇の腫れという新たな症状も経験しました。僕個人の場合、副反応の大きさは明らかに「1回目 < 2回目 < 3回目」という状況なので、正直、4回目は勘弁してほしい、というのが偽らざるところです。


以上はあくまで、僕個人の経験談であり、副反応の有無、軽重は人それぞれであることは言うまでもありません。最近出た研究(Haas JW, et al. JAMA Netw Open . 2022 Jan 4;5:e2143955.)では、新型コロナワクチンの全身性副反応のかなりの割合(1回目接種:76.0% 2回目接種:51.8%)がノセボ効果(何の薬理作用も持たない偽薬=プラセボでも副作用や副反応が起こること、つまり、薬物とは無関係に起こる副作用・副反応)によるもの、という結果もあるので、僕の副反応もひょっとしたらノセボ効果によるものかもしれません(当人としてはとてもそうは思えないところですが)。