この記事は、僕がサブスリー(フルマラソンで3時間を切ること)を達成するまでの経緯を、僕自身がMediumやSteemitに書いた記事をもとに、振り返るものです。基本的に客観的なデータに基づいた話ですので、サブスリーを目指している方に参考にしていただければ、と思います。



ランニング開始~低迷期

僕がランニングを開始したのは、2012年の春頃です。スマホデビューをきっかけに、スマホにプリインストールされていたランニングアプリを使ってみようと思って気軽に始めただけのことでした。

学生時代に一時期、陸上競技をやっていましたが、この時点で10年以上まともに走っていなかったので、完全初心者と条件的にはほとんど同じだったと思います。

ランニングを開始してから間もなく、頑張れば1回に20kmくらいは走れるようになりました。キロ5分くらいのペースだったと思います。ただ、この時期はなかなかランニングの時間が取れず、月に多くても4~5回、少ない時は月に1回程度しか走れていませんでした。月間走行距離も100km未満でした。

これでは走力が向上するはずもありません。しかもランニングの頻度が少ない分を1回のトレーニング量で取り返そうと考えてオーバーワークになってしまい、何度も腸脛靭帯炎を発症してそのたびに長期間ランニングを休むはめになりました。2016年までは基本的にこの低迷状態でしたので、フルマラソンはもちろん、ハーフマラソンも走れる状況ではありませんでした。地元の10kmレースに2回ほど出走しましたが、記録は43分くらい、当時の実力としてはよく頑張ったと思います。

フルマラソンデビューで惨敗

その後、2016年に転職したことで、ランニングの時間を十分に取れるようになり、週2~3回のトレーニングをコンスタントに行えるようになったことで、走力が向上していきました。自分でも力がついてきたのがわかったので、いよいよハーフマラソン、フルマラソンに挑戦することにしました。

2017年2月、初めての走ったハーフマラソンの記事です。

ハーフマラソン出走記 ― 2017ユニセフカップ神戸バレンタイン・ラブラン

記録は1時間32分26秒(グロスタイム)。初ハーフマラソンとしては上出来のタイムといっていいでしょう。しかし、これで変な自信をつけてしまったことが、1ヶ月後の初フルでの惨敗につながることになります。

翌3月、今度は初のフルマラソンに挑みます。練習で一度も42kmを走ったことがなかったにも関わらず、妙な自信から、サブフォー(4時間切り)は余裕、あわよくばサブ3.5(3時間30分切り)を、と思っていたのですが、それがいかに甘い見通しだったか、実際のレースで思い知らされることになります。

フルマラソン敗走記 ― 大阪42.195KMフルマラソン大会で地獄を見た

序盤で飛ばし過ぎた結果、レース途中で腸脛靭帯炎を発症して終盤は走ることもできず、足をひきずりながら歩いてなんとかゴールするという大惨敗に終わったのです。記録は4時間9分8秒

サブ3.5達成

この大惨敗の悔しさを胸に、臥薪嘗胆、2017年は練習量を増やして冬のレースシーズンに備えました。秋以降は前回レースの反省から、42.2kmを実際に練習で走ることでフルマラソンの距離をあらかじめ体感しておきました。

十分な準備で臨んだ2回目のフルマラソンは2017年12月の赤穂義士マラソンでした。

Ako-Gishi Marathon : I ran full marathon in 3:21'10" 赤穂義士マラソン:3:21'10で完走

記録は3時間21分10秒。目標のサブ3.5を大幅にクリアしました。

翌月の2018年1月には、HAT神戸ドリームランで2回目のハーフマラソンを走りました。

Kobe Dream Run 2018 Half Marathon 1:28’09” 神戸ドリームラン2018 ハーフマラソン 1時間28分09秒

記録は1時間28分9秒。ハーフマラソンで1時間半切りという目標もクリア。

ところが、この後、1月下旬に風邪を引いてしまいます。2月に病み上がりで臨んだ3回目のハーフマラソンはなんとか1時間32分8秒で完走。

2018 UNICEF Cup Kobe Valentine Love Run 2018ユニセフカップ神戸バレンタイン・ラブラン

翌3月、3回目のフルマラソンは篠山マラソンでした。

第38回篠山ABCマラソンvol.1 結果速報 The 38th Sasayama ABC Marathon vol.1 Flash Report of Result

第38回篠山ABCマラソンvol.3 Before the Starting Gun The 38th Sasayama ABC Marathon vol.3 号砲まで

第38回篠山ABCマラソンvol.4 序盤から中盤まで The 38th Sasayama ABC Marathon vol.4 From Start To Middle Stage

第38回篠山ABCマラソンvol.5 「陶メダル」獲得 The 38th Sasayama ABC Marathon vol.5 I Got Ceramic Medal

記録はグロスで3時間22分30秒、ネットで3時間20分9秒。風邪の後、ランニングを再開してから1ヶ月もたっておらず、走力を十分に回復させることができませんでしたが、ネットタイムで見れば自己ベストを更新しています。

サブスリー達成

その後、2018年はさらに練習量を増やし、月間300km程度を続けました。その結果は12月のフルマラソンで出ました。

HAT神戸マラソン2018結果速報 HAT Kobe Marathon2018 : Flash Report of Result

レースレポート<HAT神戸マラソン2018> Race Report <HAT Kobe Marathon2018>

第1回HAT神戸マラソンで、3時間10分45秒と大幅に自己ベストを更新し、順位も4位に食い込みました。マイナーレースとはいえ、表彰台まであと一歩に迫ったのは大きな収穫でした。

翌月の2019年1月には第3回HAT神戸ドリームランでハーフマラソンを走り、1時間24分43秒と自己ベストを更新。

Beat My Personal Best Of Half Marathon In “The 3rd HAT KOBE DREAM RUN” 第3回HAT神戸ドリームランでハーフ自己ベスト更新

さらに2月にはバレンタインラブランで1時間23分7秒と、再度、ハーフマラソン自己ベストを更新。

Beat My Personal Best Again <2019 UNICEF Cup Kobe Valentine Love Run> 再び自己ベスト更新<2019ユニセフカップ神戸バレンタイン・ラブラン>

そしてこの勢いを維持したまま、3月に篠山マラソンに出走。

Sub 3h !!!!! サブスリー!!!!! - Busy

第39回篠山ABCマラソンレポート Report of The 39th SASAYAMA ABC MARATHON

自己ベストを10分以上更新して2時間58分52秒!ついにサブスリーを達成したのです。

オーバー4だった初マラソン(2017年3月)からちょうど2年でサブスリーを達成できたことになります。



僕自身、サブスリーは夢だと思っていました。そう簡単に達成できるものではないと。しかし、実際に自分が達成したことで、やるべきことを着実にやっていけば、普通の市民ランナー誰でもが達成可能なことなのだとわかったのです。

では、その「やるべきこと」とは何なのか、それを次回以降の記事で説明したいと思います。